1番いい住宅ローンの組み方はどんな組み方ですか?よくある質問ですごく困る質問。
理由としては各家庭ごとに生活や経済状況は異なるため、それぞれの状況で1番を見つけていかないといけないから。
今日は自分にあったローンの組み方はどんな組み方なのかを見つける時の参考になるようなお話しをしたいと思います。
借りられる額と返せる額と理想の額
とりあえず銀行で最大の借りられる額を審査しようというのは、よくある初手。
別にそれを把握しておくことは悪いことではありませんが、正直あまり意味はないです。
大事なのは無理なく支払いができる月々の支払い額。
借りられる額から出た月々の支払いと無理をすれば払えるかなという月々の支払いはこれからの家づくりにはほとんど参考にならないことが多いですが、無理なく支払うことができる理想の支払い額を見つけることができればたくさんのことを逆算して導きだすことが可能です。
例えばどんな土地を選んで購入すればいいのか、どんなスペックの家を建築すればいいのか、そしてどんな借り方をすればいいのか。
それさえ見つけ出すことができればどんどん答えや身の丈に合った自分なりのベストが出てきます。
失敗しがちな住宅費用の逆算
理想の支払い額を見つけると次は逆算で自分にあった建築費用を出し、それを実現できる住宅メーカーを探すことになると思いますが、その時に気にしてはいけないこと…それは坪単価です。
よく耳にするこの坪単価ですが、気にしてしまうととても危険なこと。
知らないうちにすごく損をする可能性もあります。
なぜなら坪単価にはちゃんとした定義がないからです。
一般的には「建築費用÷延床面積=坪単価」という計算式がありますが、この「建築費用」に何を含んでいるか見事に各社違います。
照明工事やカーテン工事まで含んでいるところや給排水工事は含んでいないところ。
消費税はどうなのか?
もっというと仕様や性能は同条件にできていても掛かる税金や申請費用は一緒なのか?
同条件で建築費用を比べようとした時に坪単価だけで判断してしまうのは、しっかりと比較できているとは到底言えないでしょう。
しっかりと比較して建築費用を出したいのであれば詳細まで記載されている資金計画書などを各住宅メーカーに出してもらうことが重要で決して坪単価だけで判断してはいけません。
このように住宅ローンの組み方も100人いれば100通り、建築費用の見せ方も100社あれば100通り。
その中で自分のベストを見つけ出してください。