「注文住宅」を建てることの一番の醍醐味は、住まいに対する夢や希望を具体的なカタチにできること。

しかしながら、初めての家づくりならば特に「何からどう手を付けたらよいのかわからない」という方が大多数だと思います。

 

これまで家づくりのさまざまなヒントを紹介してきましたが、ここで改めて家づくりの“はじめの一歩”を考えてみましょう。

 

 

「暮らし」をつくる、という視点

「注文住宅と建売住宅、どちらを選ぶ?」という記事ではそれぞれのメリット、デメリットなどを比較してみましたが、両者の大きな違いは「暮らしに合わせて家を建てるのか」「家に合わせて暮らすのか」この一点に尽きるでしょう。

 

どちらの選択が正しいのかという正解はありませんが、「家を建てる」ということは少なからず「希望する未来のカタチ」や「子どもの成長」、「夫婦関係」あるいは「親との関係」などを考える場面に遭遇します。煩わしいことが多い作業かもしれませんが、人生そのものを見つめ直すことでもあり、しいては「自分たちらしい暮らし」を実現するはじめの一歩でもあるのです。

 

こんな人生の一大イベントを主体性をもって楽しめる、そして自由に「暮らし方」をプランニングできるのは「注文住宅」に分があるといえるでしょう。

 

 

「ともに」つくる、という視点

 

自分たちらしい暮らしを実現させるためには、さまざまな面で頼りになる“パートナー”が必要です。注文住宅を建てるには工務店や設計事務所など選択肢はいろいろとありますが、いずれの場合にも重視したいのは「どんな話も聞いてくれる」かどうか、そしていわゆる「提案力」とそれをカタチにする「技術力」があるかどうか、という部分。

 

家を建てる側もつくる側も、じっくりと時間をかけて向き合う分だけお互いに対する信頼感も増し、つくる「家」自体にも双方愛着が湧いてくるというものです。結果、住む人の暮らしにぴったり合った「家」ができるのではないでしょうか。

 

 

「それから先」も続く、という視点

 

地域に根差す工務店の果たす役割は、家づくり以上に完成後のアフターフォローにおいてそのポテンシャルが発揮されます。お客様や地域の方とのつながりを大切にする工務店とのお付き合いは、家の完成後の「それから先」を考えたら断然安心感が違うのではないでしょうか。

 

 

プランニングから設計、そして建築を担った職人など家づくりに関わるすべての者が愛情をこめてつくり上げた家だからこそ見守り続けていきたい、というつくる側の心情がにじむ補償や活動を行う工務店とのお付き合いはきっと、心地良い暮らしが長く続く支えになるでしょう。